現在のカメラ市場において、従来の「一眼レフカメラ」の新品市場での人気はかなり落ち着いており、主流は完全に「ミラーレス一眼カメラ」へと移行しています。
ただ、「一眼レフが終わった」というわけではありません。現在のリアルな市場動向と、一眼レフが今どう選ばれているのかをいくつかのポイントに分けて解説します。
1. 新品市場の現状:主役は完全に「ミラーレス」へ
現在、キヤノンやニコン、ソニーなどの主要メーカーの開発リソースは、ほぼ100%ミラーレスカメラ(EOS Rシリーズ、Nikon Zシリーズ、SONY αシリーズなど)に注ぎ込まれています。
- 店頭のラインナップ: 家電量販店のカメラコーナーに行くと、並んでいるものの9割以上がミラーレスです。
- 技術の進化: 最新のAIによる「自動被写体認識(人物の瞳、動物、乗り物などを自動で追う機能)」や、圧倒的な動画性能は、すべてミラーレスカメラに搭載されています。
2. 今、あえて「一眼レフ」が選ばれる理由
そんな状況の中でも、一眼レフには根強いファンや、あえて今選ぶメリットが存在します。
- 「光学ファインダー(OVF)」の魅力:ミラーレスは液晶画面(電子ファインダー)を見て撮影しますが、一眼レフはレンズが捉えた「本物の光」を鏡(レフ)で反射させて直接目で見て撮影します。この「タイムラグのない、自然でクリアな見え方」や「自分で撮っている感覚」を愛する人は今も多いです。
- 圧倒的なバッテリー持ち:電気を大量に消費する液晶画面や電子ファインダーに頼らないため、1回の充電でミラーレスの数倍(1,000枚以上)撮影できるタフさがあります。
- ボディのホールド感:ミラーレスは小型・軽量化が進んでいますが、手の大きい方や、重量のある望遠レンズを好む方からは「一眼レフのがっしりしたグリップの方が構えやすくて疲れない」という声があります。
3. 中古市場での「一眼レフ」は高コスパで大人気
新品での選択肢は減ったものの、中古カメラ市場では一眼レフの人気が非常に高まっています。
- かつての名機が格安に:プロやハイアマチュアがミラーレスへ移行したため、数年前なら20万〜30万円したニコン(D850、D7500など)やキヤノン(EOS 5Dシリーズ、EOS 80Dなど)の高性能な一眼レフが、今はお手頃な価格で手に入ります。
- レンズの選択肢が膨大:長年培われてきた一眼レフ用のレンズ(キヤノンEFマウント、ニコンFマウント)は、中古市場に質が良く安いものが溢れています。「安くシステムを揃えて、本格的なボケ味や描写を楽しみたい」という目の肥えた初心者や学生にとって、最高にコスパが良い選択肢になっています。
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ちなみに私が長年愛用しているのはこれ↓
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4. 今も「一眼レフ」を牽引するメーカー
現在も一眼レフにこだわり、新機種やユニークなモデルを意欲的に展開しているのがPENTAX(リコー)です。
「一眼レフの未来を創る」と宣言し、アウトドアに強いタフなモデル(PENTAX KFなど)や、モノクロ撮影専用の一眼レフ(PENTAX K-3 Mark III Monochrome)など、ミラーレスとは違う「カメラを操る楽しさ」に特化した製品で独自の人気を誇っています。
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💡 まとめると…
これから最新の機能(AIオートフォーカスや動画撮影)を快適に使いたいならミラーレスが間違いなくおすすめですが、「ファインダーを覗いて撮る楽しさ」を重視したい、あるいは「限られた予算で最高の画質を手に入れたい」という場合は、中古の一眼レフという選択肢は今でも非常に賢く、魅力的なルートです。

